8月25日
まだまだ残暑も厳しいかんかん照りの午後、新橋からゆりかもめに乗って、東京ビックサイトに出掛けた。

このタダでさえもクソ暑い時に、選りにもよって東京でも一番暑いかも知れないエリアに行くのは、これだ。↓
現役で無線をやっていた時期には毎年のハムフェアーが待ち遠しかったものだったが、このところ2、3年に一回くらいしか行っていない。

よく言われているように、インターネットと携帯電話の普及のせいもあって、アマチュア無線の人口は減少の一途を辿っている感がある。 ハムフェアーも以前は金、土、日と三日間やっていたのが、いつの間にやら土日の二日間に成ってしまった。
以前は身動きが取れないくらい混雑していた会場内も、今ではそんなことも無くなってしまったようでもある。
これはわたしが所属する、と云うよりは所属していたと云ったほうが正しいかも知れないが、グローバル・アンテナ研究会のブース。
ハムフェアーには色んな団体、個人のブースが出ているが、大きく分けて
1) 主催者つまりJARL(日本アマチュア無線連盟)のブース
2) 研究発表的なブース
3) アイボール、つまり仲間とのミーティング、コミュニケーションがメインのブース
4) 無線機メーカー、ショップなどのブース
このクラブは手作りのアンテナで無線を楽しもう、と云う趣旨の団体なので、どちらかと云えば2)に当てはまるだろう。

熱弁をふるっているのは会長のJA1NUW局、杵渕OM。 OMと云うのはハムの用語で、せんぱいに対する敬称だ。 ちなみに女性ハムの場合はYLとなる。男性の敬称はold man で、女性は young lady と云うわけだ。

立ち上がってお客さんに説明しているのは、会長と同じくらいのキャリアの持ち主、JA1KRQ・古郡さん、スキンヘッドは7N4CRV・富永さん。

これはインターネットを使って、手軽なハンディー機などで遠距離の局との交信するワイヤーズと云う機能を使って、交信を楽しもうと云うグループのブース。

「大売出し」の文字がみえるが別に商売でやっているわけではなくても、自作品を販売しているところもある。

これはQRPクラブのブース。
QRPと云うのはこの場合省電力、もしくは小電力の意味で、ハムの楽しみ方の一つに、いかに小電力で遠くまで電波を飛ばすか、と云う事を追及するのが有る。
小電力で交信するためには、アンテナの性能を上げて、出来るだけ標高の高いところで運用するなどの工夫が必要だ。

昔のアマチュア無線と云うと短波が中心であったが、最近では超短波、極超短波なども使われている。
マイクロ波と云うのはそう云う極めて波長の短い電波を云う。 マイクロ波に成ると、普通の八木アンテナよりも、ここにあるようなお椀型のパラボラアンテナを使う事が多い。

この場合の衛星通信と云うのは宇宙ステーションと交信する、と云うのではなくて、アマチュア無線用に打ち上げられている人工衛星に電波を反射させて遠距離と交信する、と云う事だ。

和文電信同好会のブース。 モールス符号による交信は、現在ではアマチュア無線でしか行われていない。
モールス符号には標準となる英文の他に、その国独自の符号を持っている国もあり、日本にもかな文字の符号が有って、これが和文モールスだ。
仮名はアルファベットに比べると文字数が多いので、符号が長く成り複雑で覚えるのが大変だが、日本人同士だとやはり日本語の方がしっくりくるので、愛好者も多い。

日本のハムが持っているコールサインは現在では6文字のものが多い。 プリフィックス、つまり最初の3文字が国、地域などを表し、サフィックス、後半の3文字がその局固有の部分である。 わたしのコールサインは7M1LOTと云うのだが、世界中で同じコールサインを持つ局はわたし以外には存在しない。
昔、まだハムの数が少なかった頃は、後の3文字の部分が2文字になっていたので、サフィックスが二文字のコールサインの局は、大変なベテランさん、と云う事になる。
アイボールと云うのはハムの用語で、ミーティング、オフ会のような意味で使われる。

無線局には個人で運用する場合と、職場、学校などのクラブ局があるが、この消防庁の局もその一つだ。

SSTVと云うのはたしか静止画像を無線で送ろうというもので、動画を送ろATVと云うのも有る。

これも消防のクラブだが、こちらは横浜のほうだ。

LF、MFとはこの場合電波の種類で長波、中波の事だ。 昔から有るラジオの放送は中波を使っているが、アマチュア無線にも、それに近い周波数帯やそりよりさらに低い電波が割り当てられている。
中波や長波は巨大なアンテナが必要になるので設備が大変だ。

このコイルを巻くのは大変な手間だっただろうと思われる。 よく見ていなかったのだが、これはどうやら長波の研究をしているグループのようだ。

こちらは東北地方を応援しようというブースか、物産の販売などもやっていた。

ここはイベントコーナー、各種のセレモニーや講演、研究発表、表彰式などもここで行なわれる。
昔の話だが、わたしもコンテストの表彰状だかをもらった事が有ったものだ。

自作品コンテストの入賞作品が展示されている。 無線機そのものも有るし、アンテナをはじめ、様々なツールなどの作品が多い。

こちらは小学生の図画コンテストの入賞作品が紹介されている。
アマチュア無線の免許には年齢の制限が無いので、小学生のハムも居る。 面白いのは免許証の写真は最初に貼ったものがずっと使われるので、かなりの年配に成っても小学生の写真のまま、と云うケースも有る事だ。

ここは記念局の運用コーナーで、8J1Aと云う文字が見えるだろうか、これはハムフェアーの際に臨時に開局する「記念局」のコールサインだ。 「8」は記念局である事を表し、「J」は日本、「1」は関東地方を意味する。
この場合サフィックスは「A」のみで一文字だけだ。
JARLと云うハムの組織の会員であれば、申し込んで運用する事が出来る。
勿論、本人の免許の範囲内でだが、普段自分のシャックでは不可能な設備やモードで運用出来るので、中々人気がある。

同じく 8J1Aのコーナー。 この和服美人もハムか?

無線機メーカーや専門店の出店も有って、ふだんは買えないものが買えたり、いつもよりは格安で買えたりする事もある。

大手のメーカー、YAESUのブース。

アマチュア用の無線機以外に、免許の要らない特定小電力無線機なども多く出しているALINCOのブース。

これはそのALINCOのハンディ機のコーナー。 ちなみにALINCOはアルインコと呼ばれている。

ICOM(アイコム)のブース。 わたしもICOMの無線機はいくつか持っている。

オーディオメーカーでもある Kenwood のブース。 昔はデパートにもアマチュア無線のコーナーが有って、Kenwoodの前身である Trio の無線機などが置かれていたものだ。

アンテナメーカー、DIAMOND の無線仕様(?)のキャンピングカー。

同じ車両だが、前輪が踏んでいるのはタイヤベースと呼ばれるもので、台を車輪で踏む事で固定して、かなり高いポールを立てる事が出来る。

「CQ」と云う 無線関係の 雑誌や書籍などを出しているCQ出版のブース。

交信証、つまりQSLカードの印刷を請け負ってくれるオノウエ印刷。 本来は美術関係のダイレクトメールなどを扱う会社らしい。

たしか、以前来たときも展示されていた巨大タワー。

主に海外に輸出しているらしいが、この巨大タワーの特徴は三角形になっているところだろうか。

伸ばすと50メーター以上に成るらしい。 これだけのものを上げるにはそれなりの敷地も必要な訳で、いずれにしても並のハムには手が届きそうにない。

これはまた別のタワーだが、これでも縮んだ状態で、さらに高くなるはずだ。 これらのタワーはモーターで上下伸縮するように成っている。

広い会場のわりには飲み食い出来るところは少ないが、こんなコーナーも有る。

カメラは IXY DIGITAL 10、Sony NEX-5 を使用
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- 2012/08/25(土) 23:59:59|
- アマチュア無線(一応ハム)
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1月22日
恵比寿のガーデンプレイス39階で開催されたJA1YWIの新年会に参加した。
JA1YWIと云うのはアマチュア無線のクラブ局のコールサインで、クラブ名はグローバルアンテナ研究会と云う。 大学や企業関係のクラブではない民間(?)のクラブとしては、かなりの歴史と実績を持つクラブである。
このクラブでは、新年会以外にもこのガーデンプレイスを使う事が多い。 理由は簡単で、ロケーションが良いからだ。 無線的にロケーションが良いと云うのは、地上高が高くて見通しがよく、電波がよく飛ぶ、と云う事だ。
これは39階からの風景で、もう少しクリアだったら富士山もよく見えたはずだ。

新年会と云っても宴会の前に運用をする。 展望室に小型の無線機とクラブ独自のループアンテナを設置して、「CQ、CQ、こちらはJA1YWIポータブルワン、お聞きの方いらっしゃいましたらコール下さ~い」と云う感じでCQを出すわけだ。
わたしが着いた時にはもう運用のほうは終わりかけていたが、結構な数の局と交信出来たようであった。
こちらは展望台で運用する7N3LLI局、萩原さん。

同じ展望室でハンディー機にループアンテナを付けて、430MHz帯をワッチする7N4CRV局、富永さん。 ワッチとはあちこち受信して、めぼしい局が出ていないか探す事を云う。

同じ39階のレストラン街に有る居酒屋に移動して、いよいよ宴会だが、ここのテーブルにも無線機を設置して、「CQ、CQ~」とやる。 あまり大々的に やると周りの迷惑に成るので、ヘッドホンを使って控えめにやる。 このほろ「酔い運用」は、各局が交代しながら宴会終了まで続く。

こちらは運用中のJA1NUW局、杵渕OM。 当クラブの会長だ。 OMと云うのはアマチュア無線家に対する敬称だ。

窓際に陣取って運用する、JH7ORT局、小柳さん。 3文字目の「7」と云う数字はこのコールサインが東北エリアで取得された事を意味する。
ちなみに「1」は関東エリアだ。

夕方近く、日が落ちる頃に成って、同じ恵比寿のJRを挟んで反対側に移動して、二次会に突入する。
わたしは二次会の途中で失礼したが、多分、遅くまで盛り上がっていたことだろう。

カメラは IXY DIGITAL 10 を使用
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- 2011/01/22(土) 23:59:59|
- アマチュア無線(一応ハム)
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毎年ほぼ恒例となっている、無線関係の忘年会その1は、近所のメンバーを中心にしたローカル・ドンキーと云うクラブのものだった。 クラブ名はちょっと間抜けた感じがしないでもないが、JN1ZUFと云うコールサインも持っている、れっきとした
クラブ局だ。
何故かこの会の忘年会は、いつも
河豚鍋をやることになっている。

伊藤博文が日清戦争の講和条約の時に使ったと云う、下関の
春帆楼と云う店から取り寄せた河豚を使う、と云うのが会長兼世話役の7L3FGA局のこだわりだ。
その分若干割高になるが、会場は地域の集会所を使うので、少しは助かっているのだろう。
まず最初はてっさとも呼ばれる河豚刺し。
河豚は当たると命を落としかねないところから、鉄砲と云われていたらしいが、その鉄砲のチリがてっちり、刺身がてっさ、と云うわけだ。
写真では分からないが、この手の鍋としてはかなり大きいほうだろう。 鍋のわりにはコンロが普通のボンベ式のやつなので、煮立つまでは少し時間がかかる。 右端にちらっと見えているのは会長夫人お手製のローストビーフ。 毎年の事ながら、ご夫人には大いにお世話に成ってしまっている。

メンバーの構成は、現職警官、元自衛隊員、普通の会社員、リタイヤして悠々自適組、リタイヤ間近のミュージシャン、etc、様々だ。
真ん中の黒服が、会長だ。

この恰幅のいい男性、剣道のウデとキャリアはかなりのものらしい。 この二人は、会長とともにクラブ創立以来のメンバーだ。


締めくくりはやはり河豚雑炊になる。
河豚に限らずだが、鍋もので一番美味いのは、なんと云っても最後の雑炊だろう。
最後は記念撮影、
クラブ局としてのアクティビティはいまいちの感を免れなかったかも知れないが、忘年会だけは毎年欠かさずに続いている、まあ、飲んべえが多いと云うこともあるかも知れない。

写真は、JP1PKI、7N3FGA局から提供していただいたものだ。
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- 2009/12/06(日) 20:00:00|
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11月21日、22日と、グローバルアンテナ研究会と云う
アマチュア無線の仲間達と、「無線、温泉、海鮮」と銘打った
移動運用で、伊豆方面に行った。
移動運用とは自宅以外の野外などで無線の運用をする事だ。
初期の予定では、都内方面から車でやって来るJA1NUW局他のメンバーと、小田原駅で合流することにしたが、連休の初日、それに生憎の晴天で(?)、おまけに高速で事故も有ったようで、朝から渋滞のニュースが飛び交っていた。
そんな事で、とても定刻に来るとは思えないが、ロマンスカーを予約していたので、待たされるのを覚悟で出かける。
11時に小田原に着いたが、どう考えても、車移動組が定刻に来る見込みは皆無だったので、とりあえず駅を出て、近くにある小田原城に向かう。 いつも遠目に見ているだけだったので、ちょうど良い機会、と云うわけだ。
これは天守閣、上に登るのは有料で、結構いい値段だったので、パスした。

城としては規模は小さい方だと思われるが、中には小さな動物園のようなものも有ったりして、市民の憩いの場に成っているようであった。
ドンドコドンドコ、太鼓のような音がするので、行ってみるともう終わった後だったが、太鼓はまだ置いてあった。 まだ何度か演奏があるのだろう。
幟に「北條」の文字が見えるが、「北條太鼓」と云うのだろうか。

あちこちに鎧を身につけた武者姿の人物が見掛けられ、なにかイベントをやっているようであった。

位置的に見て、多分、内堀だろう。 城は比較的最近、改修もしくは再建されたものだろうが、結構綺麗に保たれているようだ。

こちらは外堀なのだろう、と行っても↑の内堀との距離は数十メーターで、やはりそれほど大きな城ではないようだ。

ざっと見物して、とりあえず駅に戻った。 3、40分して、連絡が入り、NUW局の車はかなり送れるので、それよりは先に来ているLLI局が来てくれる事になった、とのこと。
更に待つ事数十分、やってきた7N3LLI局と合流できた。
小田原からは、箱根ターンパイクで熱海に向かう事になった。
これは途中立ち寄った大観山から見た風景で、半分雲に隠れた富士山、手前に見えているのは芦ノ湖だ。
実はここに有った大観山と云うドライブインは数年前に営業を停止していて、現在は経営が変わっているので、ほんとうは大観山ではないのだが、習慣で今でも大観山で通っている。
ちなみに大観山と云う名前は、画家の横山大観に由来しているらしい。

滝知山と云うところで、後からやってきたNUW局の車と合流できた。 これはその滝知山での記念撮影。

小田原から先の道路はスムーズで、思ったほどは遅くならずに、熱海・網代の宿に到着出来た。
夕食まで、多少時間があったので、室内にアンテナをセットしたり、温泉に入ったり、早くも無線を始めたりなどして過ごす。
やがて宴会となり、普通の食事の他に、特に注文した舟盛りの刺身、さらに宿からのサービスのマグロなどもあり、これぞまさに海鮮、大いに舌鼓を打つことになる。

この鯛は、翌朝の味噌汁にも変身し、これがまた格別に美味であった。

JE1CBG局のお酌を恭しく受ける。 黒く見える魚の煮付けは、
クシロと云うのだそうで、身がしっかりした魚だった。

食事が終わると、部屋に戻って早速430MHz帯で運用を始める、NUW局。 ちなみに「MHz」とはメガヘルツの事で、430MHzは
UHF、極超短波帯に属する。
この日の運用は1時過ぎまでだったそうで、当クラブとしては異例に早く終わったと云えるだろう。

翌朝の朝食。 朝からビールで乾杯するあたりは、さすが飲んべえ集団である。

駐車場に植わっていたミカン。 車の向こうに見えているのは夏みかん、手前は普通のミカンで、食べてみたら懐かしい昔のミカンの味がしていた。

宿を出て、途中のスーパーで昼食用の食料を仕入れ、今日の運用地に向かう。
伊豆スカイラインの黒岳の中腹にある駐車場に車を止めて、アンテナの設営を始める。

こちらは430MHzの
ループアンテナをセットしている各局。
冬用のコートを用意しては来たのだが、標高もそれなりに高く、風もあるので結構寒い。

組み上がった144MHz帯の
ループアンテナ、8エレ、スタックだ。 スタックとは2連、4連などに重ねる事を云う。

自慢のモービルシャックで運用するLLI局。
移動運用に必要なほとんど全てのグッズが揃っている。 顔の前に有るのはファンで、暑い時期には結構役に立つらしい。

最後に記念撮影。 真ん中には富士山が見えているのだが、曇り気味なのと縮小しているのとで、いまいちはっきりしない。

運用した駐車場から千葉方面を見たところ。 先の方には房総半島が見えるはずだ。

帰りの道路も、若干の渋滞は有ったが、それほどの事は無かった。 同じくLLI局が町田まで送ってくれたので、大いに助かった。
カメラは IXY DIGITAL 10 を使用
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テーマ:旅の写真 - ジャンル:写真
- 2009/11/29(日) 21:05:45|
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8月22日、23日と、今年も東京・有明のビッグサイトで
ハムフェアーが開催された。

ア
マチュア無線の免許を取得したのは、多分、平成3年のようなので、やく18年前と云う事になる。
ハムとしてアクティビティが高かったのは、その後の10年程度と思われ、それ以降はインターネットや携帯電話に押されるようなところもあって、このところジリ貧状態が続いている。
全盛時代(?)は、自宅に居ても車に乗っている時も、マイクや電鍵(
モールス信号を打つ装置)を離すことが無いくらいだったが、最近は、辛うじて続いているのは、所属している「グローバルアンテナ研究会」と云うクラブの行事に参加する事くらいに成ってしまった。
行事と云うのは、仲間と一緒に、山の上など、無線的にロケーションの良いところに出かけて運用する「移動運用」、アンテナ作りの講習会、新年会、忘年会ほかの飲み会などだが、中で一番重要なのがこの
ハムフェアーである。
ハムフェアーと云うのは、年に一回開催される、
ハム、つまりア
マチュア無線家のお祭りのようなもので、自作の
リグ(無線機の事)やアンテナを展示するなど、日頃の研鑽を披露したり、普段は無線でしかコンタクトの無い仲間と、
アイボール(いわゆるオフ会のようなもの、
ハム同士が実際に合う事を云う)したりなど、親睦をはかるのも重要な目的だ。
日本全国、さらには外国からも多くのハムがこのビッグサイトに集まってくる。
JARL(日本ア
マチュア無線連盟)に加盟していると、ブースを出す事が出来る。
我々のグローバルアンテナ研究会も例年通り出展、様々なアンテナや材料などを展示して、来場者の注目を集めていた。
会場内には、我々のようなクラブ・ブース、無線機やアンテナメーカーなど業者のブース、主催者である
JARLのブースなどが並んでいる。
黄色いシャツの方は、取材中のレポーターで、つくばのFM局なのだそうだ。
インタビューを受けているのが、我がクラブの会長、JA1NUW局、杵渕氏である。

豆電球を使って、実際に電波が飛んでいるところを説明している会長。
左側は会員でJE1CBG局である。

壁際に人だかりが出来ているのが、グローバルアンテナ研究会のブース

これはICOMと云う無線機のメーカーのブース。
ICOMは無線機以外にも多くの製品を扱っている。

これは記念局運用のブース。 記念局と云うのは、なにかのイベントの時などに臨時に開設される無線局の事で、パネルに見える「8J1A」と云うのは、この
ハムフェアーの時だけに使われる
コールサインだ。
日本のハムに給付される
コールサインは、普通は6文字だが、この場合は例外的に4文字になっている。
最近はラジオやテレビで、あまり
コールサインをアナウンスしないようだが、たとえばNHKの東京放送局はJOAK、TBSはJOKR、など、放送局にもちゃんと
コールサインが有る。
JARLの会員で、無線の免許証を持っていれば、ここで運用する事が出来る。

これが我々のブースの様子。 希望者にはアンテナや材料を実費で販売もしている。
ハムフェアーでありながら、ときにはこんな幟が立っていたりもする。

これもブースの光景で、テーブルの左側にいるのはグローバルのメンバー。

最近はハムにもスキンヘッドが増えたようで、黒い帽子の彼も実はスキンヘッドだ。


下に見える黒いものが実は430メガヘルツ帯のれっきとした無線機だ。
430メガ、はUHFつまり極超短波の一部で、テレビや携帯電話などで使われている周波数に近い。
この小さな無線機でも、ア
マチュア無線の免許を持たない人は使うことが出来ない。
一口に無線機と云ってもなんキロも有るものから、こんな感じの携帯電話とあまり変わらないようなのもある。
これでも携帯に比べれば出力がずっと大きく、条件がよければなん百キロも先と交信出来る事もある、もちろん中継基地など無しでだ。
この無線機に付いているのが、当クラブ自慢の3エレループアンテナ。
無線機を買ったときに付いている小さなアンテナでは、たいした性能は望めないが、こう云う工夫をする事によって、数百キロと云う交信も可能になる。
↓は壁に一杯貼られているパネルに興味を覚えたか、カメラを向ける外人ハム。

イベントの後は、当然ながら打ち上げが待っているわけで、全員協力してブースを撤去した後は、新橋に移動して、生ビールで乾杯、と云う事になるわけだ。
近々、この
ハムフェアーのお疲れ会を兼ねた、移動運用が行われる予定になっている。
ハムフェアーに関する記事は
こちらグローバルのHPにも有るので、興味の有る方はどうぞ!
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- 2009/08/26(水) 20:00:00|
- アマチュア無線(一応ハム)
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