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笛のおっちゃんのブログ

落書き帳に近い面もありますが、半世紀以上にわたり一応我家のメシのタネになってきた様々な笛の話、下手っぴなデジカメ写真などなどをランダムにアップしています。

チクワパンパイプ一応完成

5月10日
 さだまさしさんのツアー「予感+」が終わって一段落した後、取り組んでいたチクワパンパイプのグレードアップがほぼ完成した。

 何処が完成かと云われても困るところだが、ツアーが終わった段階ではGとCのスケールしか吹けなかったのが、必要な管を追加して、エニーキーOKに成ったと云う事だ。
 たかだか10本の管を追加するだけなのだが、面倒なのは低い管は太く、高くなるに従って細くなっていく、と云う原則が有るので、たとえばG#の管はAの管よりはわずかに太め、もしくは同じ、Gよりはわずかに細め、もしくは同じ、と云う風に、管を選ばなければいけない事と、下の方は長さが足りないので、管を繋がなければいけない。 おまけに数に限りがある材料の中から選ばなければいけないので、制約も大きい。
 これはその作業が始まる前の状態で、右側のものはGからGの2オクターブが、Gのスケール、つまり#が1個着いたキーの音階に成っている。
 左上の黒い箱状のものはちょっと旧式のチューナー、チューブはエポキシ系の接着材などだ。
110512-panpipe-03

 繋ぐ際にも、外径、内径ともになるべく同じ太さの管を選ばなければいけないし、その条件に合った物を限られた材料の中から選ばなければいけないわけだから、簡単ではない。 どうしても適切なものが無い場合は、とりあえず外径を合わしたら、内径の方は削って広げる事もある。 おまけに内部を削ると、けば立ったりして響きが悪くなるので、これを滑らかにする必要も出てきて、この広げると云う作業が結構面倒なのだ。
 長さ的には二本繋げば充分なのだが、ちょうど良い太さの竹が足りなくなって、3本繋いだケースもある。 竹を繋ぐと云うのは篠笛を作る時にもやった事が有る。 篠笛やケーナなどの場合は材質によってオクターブ関係などが微妙に影響を受ける事が有るが、それに比べると一本の管で一つの音しか出さないパンパイプの方が簡単だ。
110512-panpipe-01

 管を繋ぐのは、そのまま繋いでも一応はつながるのだが、やはり強度に問題がある。 なので、下のように、一方を凸状に斜めに削り、もう一方はなるべく同じ角度で凹状に削り、その両側ににエポキシ系の接着剤を付けて接合する。
 こうすると接着面が増えるので、かなり丈夫に成る。
110512-panpipe-02

 つなぎ方も、何度もやっているうちに要領を覚えたので、結構うまく繋がるように成ってきた。

 これが元から有ったGのスケールになったパンパイプ。 下、つまり左側から6本は管を繋いでいる。
110512-panpipe-05

 こちらが新しく作った管で、ちょうどD♭のペンタトニックのスケールに成っている。
 元の楽器がCのスケールだったら、ちょうどピアノの黒鍵に相当するG♭のペンタトニックに成るわけだ。
110512-panpipe-04

 G~Gの2オクターブの間が全て半音で埋まったので、合計25本。 この状態で、演奏する曲に合わせて、たとえばキーがCだったらF#の管をFナチュラルに差し替えればOKだ。
 横の固定用の竹が長いのは、将来もう少し細い竹が手に入ったら、この上をもう少し追加したいと思っているためだ。
110512-panpipe-07

 チクワの竹ではこれ以上太いものは望めないので、これ以下の音は無理だろう。
 ちょうどぴったりの箱が見つかったので、余った管はこうして持ち運ぶ事にした。
110512-panpipe-06

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  1. 2011/05/10(火) 23:59:59|
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続・パンパイプ制作中

 先日、時間切れで中断した、ちくわパンパイプの制作を再開。
 先日の段階では、とりあえずエポキシの詰め物を入れて、一応調律が終わった段階だった。
 今日の作業は、まずは管を詰め物の位置で切って、無駄な部分を取り除く事だ。 この作業は比較的簡単ではあるが、もし切りすぎると今までの作業がすべて無駄に成ってしまうので、要注意だ。
 切りそろえた後は、面取り、つまりエッジの鋭くなった部分をやすりで削って丸くする、これをちゃんとやっておかないと、早い動きの時など、唇を怪我する事もしかねない。
 繋ぎ目の部分にペーパーを掛けて、滑らかにする。
 試しに縛ってみたのがこれだ。

100915-panpipe-1

 先ほど切った下側の部分はこんな感じに成っている。
 音名が書いてあるのは、縛るときに順を間違えないためだ。

100915-panpipe-2

 これは吹き口側。 普通は唇が当たる側とその反対側は少し薄く削っているのだが、この場合は、管は細く薄いので、丸いままにしてある。

100915-panpipe-3

 切った残りの竹も、捨てずに確保しておく。 将来、こう云う端切れの竹が役に立つ事が結構あるのだ。 そのまま使える事もあるし、他の竹に繋ぐための素材に使う事もある。

100915-panpipe-4

 とりあえずはこの状態でも使用できるが、一本づつ調律したつもりでも実際にメロディーを吹いてみると、不満が出てくる事もあるので、まだまだ修正の余地が有るかも知れない。

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  1. 2010/09/15(水) 23:59:59|
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竹ちくわパンパイプ制作中

 少し時間が有ったので、竹ちくわパンパイプの制作に取り掛かった。
 3本のパイプをつなげる作業は、すでに済んでいたので、残りの管を選ぶところから始まる。
 長さは綺麗に揃っているのだが、内径、外径は微妙に違っている。 適当にやっても問題は無いのだが、どちらかと云えばやはり下から順に少しづつ細く成っているほうが、当然ながらピッチも安定するし、縛った時もおさまりが良い。
 なので、とりあえず外径の順に並べて、外形が同じ場合は内径の細いほうを上にする、などして、並べてみる。
 ツアーで使うには、下のB(ドイツ音名ではH)から上のGまで、Gの音階で13本のパイプが要るわけだが、下の3音は二本を繋ぎ、次のEの音は、そのままだと少し高くなるので、ほんの2ミリばかりを継ぎ足している。 
 逆に、上の2本、つまりF#とGは、一本を半分に切って使っている。 もちろん半分と云ってもGのほうが少し短めになる。 この割合を間違えると一本無駄にしてしまうので、若干のスリルが有った。
 繋いだ三本に関しては、つなぎ目がちょっとみっともない感じに成っているが、これは余計なものを削り取ってペーパーを掛ければ綺麗になる。 ただ、欲を云えば同じ色の竹を繋げば良かったのだが、ちょうど良い太さのものが、他になかったので致し方ない。
 
 次の作業は調律だ。 パンパイプは管の一方をふさいで音を出すのだが、そのふさぐ位置によってピッチが決まる。 何で塞いでも良いわけだが、わたしの場合はエポキシパテを使っている。
 主剤と硬化剤を混ぜ合わせて団子状にしたものを管の中に入れて、棒で両側から軽く押してやると、とりあえず音が出る程度には塞がる。 この状態でピッチが低すぎたら下側から押し上げ、逆に高すぎたら吹き口側から押し下げる、などして、ちょうど良いところでしっかり押して、しばらくすれば固まる。

100911-竹ちくわ-1

 今回の場合はこれを13回繰り返せば、調律が完成するわけだ。 ちょうどこの段階で時間が無くなったので、これ以降は札幌から帰ってからになる。

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  1. 2010/09/11(土) 17:59:59|
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オカリナ破損&修理

 さるところでミニミニコンサートをやる事になり、ピアニスト、アレンジャーさんのお宅にピアノ合わせに行った。

オカリナ-1 なるべく色んな楽器を使おうと云う事で、フルート、リコーダー、オカリナ、篠笛、パンパイプ、ホイッスルなどを取り出して店開きしていたら、オカリナが一個、見事に割れているのを発見した。

 特に強い衝撃を与えるような事は無かったはずだが、常時車に積みっぱなしなので、なにかの拍子で力が掛かって割れてしまった可能性も考えられる。 

オカリナ-3 あるいは、とにかく購入したのが1960年代後半もしくは70年代前半あたりだと思うので、金属疲労ならぬ陶器疲労でも起こしたのかも知れない。
 断面の一部が黒く成っているのは、多分塗料だと思うが、こんなところに塗料が染みこんでいるのは、もしかすると最初からヒビか隙間が有ったのかも知れない。


オカリナ-4 幸いと綺麗に(?)真っ二つに割れていたので、使い慣れたエポキシ接着剤で修理したのがこれだ。
 吹いてみた感じでは、全く問題は無い。

 この楽器は、おそらく40年近く使っているはずで、たしか数千円で購入したはずだ。 と云っても当時市販されていたオカリナの中では珍しく黒い塗装がほどこされて、高級品の部類だった。

 長年使っているうちに、ところどころ塗装が剥げたりもしているが、こうして修理したから、あと何年仕事が出来るかは分からないが、持ち主よりずっと長持ちするのは間違いないだろう。

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  1. 2009/12/10(木) 10:37:35|
  2. オカリナ
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貂捕逸巣留

最近、ホイッスルの数が増えて、どのキーが有って、どのキーがまだ無い、と云うあたりが怪しく成ってきた。
 リコーダーと違い、一本の楽器で対応出来るキーはかなり限られるので、ちょうど良いのが無いと結構苦労するハメになる。
 そんな事でさんざん苦労した後で、「あ、これを使えば良かったんだ~」と気が付くような事もままある。

 手持ちの楽器を確認しておこうと云う事もあって、並べて撮ってみた。

 これは以前から有った分で、楽器と云うよりはお土産品に近い感じがしないでもない。 まあ、ティンホイッスル、つまりブリキの笛と云う名前には、ある意味ふさわしいのかも知れないが。
 それでも、こんな楽器を使って、結構、仕事をしていたものだ。

ホイッスル-4

 こちらは2008年だったか、ネットで見付けて注文した楽器で、京都在住のミュージシャンの方が作られたものだ。
 標準的なD管以外にも対応出来る、と云うことなので、D♭とかBなどと云う、あまり使わないようなものも含めて作ってもらったものだ。
 頭部管が別に成っているので、チューニングも可能で、スタジオでも充分に使える。
 写真は上から、D、D♭、C、B、B♭、A、となる。

ホイッスル-3

 こちらは、何処の楽器店にも置いてあると云うわけではないが、市販品で、アメリカのスサート社製の楽器。 ABS樹脂製なので、普及品だろうと思われる。 こちらもほとんどのサイズが入手可能で、大きいものにはキーが付いたものもあるので、手の小さい人は助かる。
 写真は上からD、G♭、G、A♭、A、C、Dで、D(low)には1箇所キーが付いている。

ホイッスル-2

 これは手持ちのホイッスルを全て並べたものだ。 これでも20本あまり有るが、ダブったぶんは省いてあるので、実際はもう少し多い。

ホイッスル-1

 ホイッスルを使う機会はそれほど多くはないので、無駄な気がしないでもないが、これでもまだ抜けているキーが有るので、さらに揃えたいと思っている。

 ホイッスルに関してはHPのこちらも参照してほしい。

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  1. 2009/10/10(土) 15:34:29|
  2. 笛♪
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約半世紀に渡り、スタジオミュージシャンをやっています

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