笛のおっちゃんのブログ

落書き帳に近い面もありますが、半世紀以上にわたり一応我家のメシのタネになってきた様々な笛の話、下手っぴなデジカメ写真などなどをランダムにアップしています。

階段が無い

 ビクターの近くに有る、メロディーパンチと云うスタジオに行った。 
 初めて行くところで、事前に送ってもらったのが、えらく簡略化した地図だったので、若干不安が有ったが、意外と分かり易い場所だった。 要するにシャングリラの道路を挟んで反対側、と云うようなところだった。
 スタジオは小さなビルの3階に有って、何故かこのビルには内部に階段もエレベーターも無いらしく、出入りにはこの階段しか無いようだ。 ちょっと洒落た非常階段、と云う感じで、別に我々は不便を感じないのだが、ちょっと大きな楽器や機材を持ち込む時は、かなり大変らしい。

melody punch

 仕事は、「旅愁」(昔、中学の教科書などに載っていたやつ)、「My darling Clementine」(雪山賛歌の本歌)、「グリーンスリーブス」、「主よ人の望みの喜びよ」(バッハ)の4曲を、何故かフォルクローレのスタイルでやる、と云うもので、先に入っている打ち込みのデータと生ギターにダビング、と云うわけだ。
 一通りケーナでやって、あと、一部にパンパイプを重ねたりもしたが、1時間程度で終わってしまった。 ところが、仕上がりをチェックするスタッフさんが来ていなくて、しばらく待ちになった。 CMの録音ではよくあるパターンだ。
 今回はオーディション(最近はプリプレと云うのか)らしかったので、果たして採用になるかどうかも分からないが、誰でも知っている某スナック食品のCMだった。

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  1. 2009/06/30(火) 20:00:00|
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でんでらりゅうば

 このところツアーでお世話になっているさだまさしさんだが、この日は「がんばらんば」と云う曲のレコーディングだった。
 「がんばらんば」だが、なにやら聞いたことは有るような気はしたが定かでないので、youtube で検索してみたらしっかり出てきて、聞いてみたらNHKのみんなの歌で流れていた歌で、そう云えば聞いたことがある事に気がついた。
 全編が長崎弁と云うユニークな歌で、特に面白いのが、チョー早口の長崎弁のラップと、「でんでらりゅうば」と云う、長崎に古くから伝わっていると云う子供の遊び歌と云うか童歌が挿入されている点である。
 この「でんでらりゅうば」の方は、これもNHKの「にほんごであそぼ」と云う番組で、おおたか静流さんが、子供達と一緒に歌っておられたものだ。
 「にほんごであそぼ」の方は、子供向けの番組であると云う事もあってか、かなりゆっくりで、多分、これが本来のわらべうたのテンポではないか、と云う気がするが、この「がんばらんば」に挿入されている方は、早口言葉みたいに速い。 ラップの部分も、ちょっと聞いただけではまるで外国語か、と思われるらい速く、普通さださんの曲として皆が持っているイメージとは全く違っている。
 実際にも、以前のアルバムにこの曲を入れようと云う事が有ったらしいが、他の曲とあまりにも雰囲気が違うので、取りやめになった、とか云う話も有る。
 以前のNHKバージョンを聞くと、バックは多分打ち込みだと思われるが、今回はアルバムに入れる為に、ブラス、サックス、フルート(ピッコロ)などを加えてのリメイクと云う事だった。
 
 ちなみにその「でんでらりゅうば」の歌詞は
 「でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん でーてこんけん こんこられんけん こられられんけん こーんこん」
 と成っている。
 漢字混じりにすると、
 出ん出らりゅうば 出てくるばってん 出ん出られんけん 出ーて来んけん 来ん来られんけん 来られられんけん 来ーん来ん
 と云う風になるようだ。
 わらべ歌なので、無意味な繰り返しなども有ると思うが、大体の意味は分かるだろうか。
 「デンデラリュウバ」と聞くとなんの事やら分からないが、「出らりゅうば出てくるばってん」つまり「出られるならば出て行くけれど」が、最初の「出ん」に掛かっていると考えると意味が通じるようだ(あくまでも独断的解釈)。
 
 NHKバージョンの「でんでらりゅうば」では画面に龍が出てくる。 長崎、と云う事とでんでらりゅうばと云う歌詞からの連想だと思われるが、もちろん龍とはなんの関連も無い。

 
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  1. 2009/04/05(日) 20:00:00|
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赤坂不動尊

 赤坂のバックページ・スタジオに行った。
 青山通りを渋谷の方から来ると、赤坂見附の手前で右側に虎屋のビルが見えるが、あの裏側くらいになる。

090326-赤坂-05

 あまり来る事は多くなく、かなり久しぶりだった。 スタジオの様子もスタッフの顔ぶれも、さほど変わったところはなかったが、トイレが最新式のものに変わっていたので、驚いた。 以前のトイレは、昔よくあった、一段高いところに和式便器が有るタイプで、恐らくはスタジオが出来た当初のまま、何十年も使っていたのだと思われる。 あの旧式のトイレ、ある意味、バックページのシンボルみたいな感じがしないでもなかったので、すっかり新しくなって、時の流れを感じてしまった。
 この日の仕事は、フルート、ピッコロ、パンパイプの他に、インディアンフルートのような楽器、と云う注文が有って、さすがにインディアンフルートの持ち合わせがなかったので、それに近いと思われる、ケーナやホイッスルで対応しようと云う事に成っていた。
 そんな事で、パンパイプのフルセット(?)とホイッスルを一式を持ってスタジオに乗り込んだ。
 拘束時間が6時間と云う事もあるのだが、まずはその楽譜の量に圧倒されてしまって、思わず写真を撮ってしまった。
 これは横から見たところで、その厚さが2センチ強あった。

090326-赤坂-01

 笛のパートは、フルート、パンパイプ、ホイッスルで、ホイッスルはG管、低いD管つまりローホイッスルを使った。 今日の楽譜では、G管よりはF管が有ればもっと楽に出来たのだが、あいにくまだF管が手元になかったために、ちょっと苦労した面もあった。
 パンパイプは、打ち合わせ通り、管を組み替える事で、普通では有り得ないような音列やフレーズをやったので、それも時間が掛かった一因だった。 
 そんな事もあって押しまくりで、間に1時間空きが有ったが、約8時間半、このスタジオに居た事になる。

 その空き時間に、近所をぶらついてみた。 以前はコロンビアのスタジオが有ったので、この辺りはよく来たものだが、しばらく来ないうちにすっかり様変わりしているので、びっくり。 そのコロンビアのビルが有った辺りも、すっかり再開発されて、大きな高層ビルが建設中だった。

090326-赤坂-02

 これは昔地下鉄の駅からコロンビアのスタジオに行く時によく通った赤坂不動。
 実は赤坂不動尊と云うのも知らなくって、写真を見て確認した次第。

090326-赤坂-03

 例のアカサカサカスをちょっと通りがかったら、こんな人が目に入った。

090326-赤坂-06

 出番待ちみたいな感じだったが、森田さんだったっけ、お天気おじさん。

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  1. 2009/03/26(木) 20:00:00|
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ゴマムギチャのCM

 2009年1月5日、今年初めての仕事で、目黒区青葉台、と云っても渋谷区との境界に近いところに在る、マルニスタジオに行った。
 実は暮れも押し詰まってからだったが、昨年最後の仕事を終わって、地下鉄の階段を下りる時、なんと肉離れと云うやつをやってしまった。 かなり歩行に支障を感じる状態に陥っていたので、この仕事までに回復するのかどうか、不安があった。 なんせ暮れから正月なので、医者も病院もやっていないし、救急で駆け込むのもナニだしとかおもって、結局医者に掛からずに済ましてしまったのだが、若干の不便はあっても、なんとか移動できる状態にまで徐々にだが回復した。

 この日入ったのは地下にある1スタで、エレベータで下りてもいいし、もちろん階段もある。 階段の途中にある中二階のようなところにロビーと云うか、待合室のようなところがあるのだが、そこに入るには165センチのわたしでも首をすくめないと通れない入り口がある。 もしかすると別の目的で作った空間だったのかも知れない。
 30分ばかり早めに入ったのだが、チューバをやってますので少しお待ち下さいとの事だった。ところが、すぐに終わります、と云っていたのだが結構時間を食って、そのうちにわたしの後に入る予定の佐野さんもやってきた。
 譜面やテンポの変更など色々あったようだが、チューバ奏者の体調が良くなかった、と云うような事情も有ったらしい。
 結局、開始時間で予定より1時間ばかり押してしまっていたので、サックスと一緒にやることになった。

 スタジオは4、5人は入れるか、と云う広さのフロアと、前室が有って、前室は一人がいいところだろう。
 この日は佐野さん(サックス、口笛)がフロアで、わたしは前室になった。
 それはいいのだが、どう云うわけか、フロアも前室もえらく寒いのには参った。 チューバのダビングに手間取ったのはこの寒さのせいもあったのだろう。 小さい楽器は吹いている内には暖まってくるが、あの寒さでチューバはかなり大変だったと思われる。
 その代わりと云うわけでもないのだろうが、コントロールルームの方は、やけに暑かった。 何処のスタジオでもエアコンの調整は難しいようで、多少暖か目に成ってきたのは、3時間くらい経って帰る頃に成ってからであった。

 肝心の仕事の方だが、CMで、楽譜には「Suntry Gomamugicha」(原文のまま)と成っていたが、多分、サントリー・ゴマムギチャの事だろう。 書きは蒲池愛さんと云う女性作曲家で、初めてお会いする方だと思う。
 曲は、イントロ4小節と歌(?)メロが8小節だけだが、あの「大脱走のマーチ」で、サックスはABCDと4タイプ、笛の方はABの2タイプだったが、それぞれに結構変更が有ったり、ダブらせるパートも有ったので、普通のCMのわりには時間を食ってしまった。
 佐野さんはサックスと口笛の持ち替え(?)、笛は基本的にはリコーダー、一部分はフルートでやった。
 最後の方になって、多分現場で書いたと思われる、鉛筆書きの楽譜が出てきた。ちょっと細かい動きのマーチ風のオブリガートで、これはピッコロでも試してみたが、音域がイマイチだったので、却下に成り、これもリコーダーでやった。 フラットが3個で、ちょっと大変だったが、一部、やり易いパターンに変更してもらったりして、なんとかクリアした。
 もっとも、色んなタイプをやったが、その中のどれが採用に成るのかは分からない。

 そんなことで、2009年の初仕事は一時間ちょい押しで終わった。

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  1. 2009/01/05(月) 20:00:00|
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続:アイスマン

 先日の「アイスマン」だが、数日後、タイミングを微妙にもっと合わせたいので、もう一度来てほしい、と云う連絡がインペク氏から入った。
 今度はシャングリラではなくて、ワンダーステーションの2スタだった。

これはワンダーステーションのロビー
081226-wonder_stn-s.jpg
ドアの向こうは2スタのコントロールルーム、スタジオはその奥にある

 ワンダーの2スタも、時々しか入らないが、先日のシャングリラの2スタ(Bスタ?)よりはずっと本格的なスタジオだ。
 今回は譜面台の横にモニターが置いてあって、全てにクリックが入っていたので、先日よりはずっとやり易かった。
 前と同じく、画面によって、「寂寥感が漂うような感じで」とか「悲しげに」、「激しく」など注文が出ていたが、ニュアンスが付けられないのが特徴であるようなオカリナにはおおよそ無理な注文なのだが、一応は「では、そんな気持ちで・・・」とか云って、アーティキュレーションを変えたりポルタメントを付けたりして、何度かやっているとOKに成った。
 画面の女の子の指を見ていたら、オカリナでは有り得ないような動きをしていて、それが別のシーンでも同じような動きをしているのに気が付いた。
 よく見たら、どうやら無意識にリコーダーの、それもバロック式の運指をしているのに気が付いた。 もちろん音は出さずに格好だけで演技していたのだと思うが、無意識のうちに、リコーダーの運指をしてしまったのだろう。

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  1. 2008/12/26(金) 20:00:00|
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