笛のおっちゃんのブログ

落書き帳に近い面もありますが、半世紀にわたり一応我家のメシのタネになっている様々な笛の話、下手っぴなデジカメ写真などなどをランダムにアップしています。

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【鳩時計】

 最近は駅や街中など、公共の場所で、時計と云うものをあまり見かけなくなってしまった気がする。 ましてや、鳩時計と云うと、ほとんど見る機会がなくなってしまった様に思う。 もし有ったとしても、見掛けだけの鳩時計で、実際は電気時計な事が、ほとんどだ。

 我が家に有るのは、そう云うのではなくて、正真正銘の、つまり、時計本体も、鳩の方も、すべて錘の力で動くヤツだ。

 これは、もう40年近く前に、師匠の親戚から、捨てるけど要らないか?と云われて、もらって来たものだ。 当時すでに新品はなかったので、少なくとも50年以上前のものではないかと思われる。

 最初の10年くらいは、自宅の壁に掛けてあって、カチカチと時を刻み、30分毎に、鳩も鳴いていた。 当時、子供の声やピアノの稽古などをよく録音していたものだが、そのテープを聞くと、必ずこの鳩時計のカチカチが入っている。 約三十数年前、別荘と云う名の掘っ立て小屋と建てた時に、マンションのコンクリートの壁よりは、杉板の壁に掛けた方が似合うだろう、などと考えて、その時計は別荘に持って行く事にした。

 以降、別荘に行って、一番最初にする事が、この鳩時計を始動させる(時刻を合わせて振り子を振ってやる)事になり、逆に引き上げる時は、その振り子を止めるのが最後の作業に成った。 別に、わざわざ停めなくても、錘が下がりきったら、自然と止まるのだが、鳩を鳴かせる方の錘が先に終わると、時間が狂ってしまって、あとで修正するのが面倒な為だ。

 途中で一度、鳩を鳴かせるためのふいご(?)の和紙が切れてしまって、修理に出した以外は、全く手入れも何もしないのに、よく動いていたのだが、1、2年前から、徐々に動きが鈍くなって、この夏に及んで終に動かなく成ってしまった。

 原因は素人考えでも、恐らくは油切れだろうと思われる。 時計油を買ってきて注せば良いのかも知れないが、なんせ長年使っていたので、この際、修理に出した方が良いのでは、と云う事になって、自宅に持ち帰る事にした。

 半年ばかり前に、早稲田のアバコスタジオの近くに有る、ちょっと古めかしい目の時計屋に、電池交換に立ち寄った際に、古い鳩時計が有るんだけど、修理できるかどうか、と話をした事があった。 もう、何十年も、扱った事が無い、と云いながら、まんざらでもない感じだったので、ダメもとでそこに持ち込んでみた。

 若干自信がなさそうな顔をしてはいたが、とにかく預かってくれる事になって、約2週間、店から電話があって、修理できた、との事。 ちょうどその翌日にアバコで仕事があったので(ムシキング追加録音)、受け取りに行った。

 件の鳩時計は、店先に掛られていて、しっかり動いていたし、ちゃんと鳩も鳴くように、直っていた。 数十年ぶりとは云え、昔の技術を、ちゃんと体が覚えていてくれた様で、店主さんも、なんとなく嬉しそうな雰囲気だった。 分解掃除、注油などをやってくれた様で、鳩の部分のふいご(?)の和紙も、片方が切れていたらしく、これも交換してあった。

 錘を引き上げる時は、ただ引くのではなくて、錘を手で持ち上げながら引く様に、など、アドバイスもしてくれた。 錘が掛かっている鎖が、結構微妙なもので、当然代わりも無いから、大切にしなくてはいけない、との事。

 50年も経っているにしては、随分状態が良いですねぇ、と驚いていたが、おそらくは実際に動いていたのは、一年あたり1ヶ月くらいだと思われるので、至極もっともな話だ。 これであと何年動くか分からないが、自分たちの寿命と良い勝負ではないか、などと思っている。

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テーマ:独り言 - ジャンル:その他

  1. 2005/10/04(火) 20:00:00|
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