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笛のおっちゃんのブログ

落書き帳に近い面もありますが、半世紀以上にわたり一応我家のメシのタネになってきた様々な笛の話、下手っぴなデジカメ写真などなどをランダムにアップしています。

チクワパンパイプ・音域拡大作戦

【パンパイプ音域拡大】
 チクワパンパイプの音域をもっと広げたいとはずっと考えていたのだが、材料に限界が有るので、そのままに成っていた。
 下の方は太めの管を繋ぐなどしてGの音まで作っていたのだが、上の方は細い管が無いので、今までのところはGまで、つまり実音で云うと下はト音記号の第二線のGから加線4本のGまでの2オクターブだった。
 竹チクワ純正にこだわるとこれが限界なのだ。

 ところで先月に成るが、10年以上開けたことが無かった天井裏の物置を見たらこんなモノを発見した。
 およそ美しくない画像で申し訳無いが、約40年前に採った竹で、細めのものばかり100本ばかりあるだろうか。  夏には軽く4、50度にはなると思われる天井裏に40年以上放置してあったのだから、これ以上ないくらい乾燥しているはずで、これは恰好のパンパイプの材料に成る。 音域の高いほうだったら篠笛やケーナも作れそうだ。
 試しに、これを使って上の方の音域を作ってみようと思いついた。
120330-材料

 ちなみに、これが従来の、つまりつい最近の Sada City の楽日まで使っていたチクワパンパイプだ。 「北の国から」のソロとコーダがこれを上下目一杯使って吹けるわけだ。
120330-パンパイプ-00

 従来の最高音、Gの管の外径が11ミリなので、それに続く太さ(と云うか細さ)の竹を選んで、5本に切る。 これで上のCの音まで出来た。
 このくらいの音域に成ってくると、ほんの1ミリ違っても半音、一音も違ってくるので、調整はかなり微妙に成ってくる。
 エポキシの詰め物で調整するのだが、ちょっと触っただけでもピッチが変わってしまうので、中々難しい。 それにぼやぼやしているとエポキシが固まってしまうので、時間との戦い(若干オーバー?)でもあるわけだ。
 ちょっと欲が出て、さらに追加してEの音まで付けたのがこれだ。 右の方の色が違っている部分が追加した管である。
120330-パンパイプ-01

 ところで1月にリハーサルで三郷に行った時に、江戸川河川敷で採ってきた葦をブログでも紹介したが、この下側に有る小さいほうが、その葦で作ったパンパイプだ。
 一応これで完成しているのだが、若干の問題点が有る。
 まず、上の方に行くと管が細すぎて、隣の管が一緒に鳴ってしまう事があって、実際に曲の中で使うのは少しばかり難しいと云う件。
 もう一つは管自体が薄くて柔なところが有るので、強く吹けない、大きい音が出せないなど。
 葦笛にこだわるのだったら、淀川や琵琶湖周辺に有ると云う太い種類の葦を探してみると良いのだろう。 余裕が有ったらやってみたいところだ。
120330-パンパイプ-02

 上のEまでと云うのがなんとなく中途半端な気がしてきて、この細い竹に関しては材料には不自由しないので、さらに上を追加したく成ってきた。 どうせならばちょうど3オクターブにしようか、と云う事に成って、さらに追加して、最高音がGに成った。
  この音というのは加線4本のGのオクターブ上、管楽器ではピッコロでしか出せない音域になる。
 これが3オクターブに成ったパンパイプ。 今までかなり余っていた横棒(名称が分からん)の両端が、一杯一杯に成ってしまった。 でも、こうして管の数が増えるとなんとなく見栄えがして、より楽器らしく見えてくるから不思議だ。
 これで、もしやろうと思えばの話だが、「北の国から」のテーマが今までより1オクターブ上でも吹けるように成った。 もっとも、甲高くて耳障りなだけで、あまり実用には成らないとは思うが(笑)
120330-パンパイプ-03

カメラは IXY DIGITAL 10、Sony NEX-5 を使用

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テーマ:楽器の話 - ジャンル:音楽

  1. 2012/03/30(金) 21:11:03|
  2. 笛作り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:20
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コメント

野菜笛

それぞれどんな音か聞き比べて見たいですね。
手作りの良さで全く同じものではないので、音も僅かにはちがうのでしょうね。

1月の末に楽器としてののこぎりを演奏する方のチャリティーライブにお邪魔しました。
その時共演されていたのが「野菜笛」を吹かれる方でした。
人参、大根、さつまいも、じゃがいも、ブロッコリー・・・そして長ネギ。
穴を開けて音程を調節して吹くのです。
楽器を出してくるケースはクーラーボックスでした。
新鮮さを保つ為にここにしまっています。
今朝近所のスーパーで買ってきたというネギをチューニングする様子は、笑ったら失礼かもしれませんが大笑いでした。
とてもお上手な方でしたよ。

作ろうと思えば何でも楽器になるのですね。
そういえば岡山には、竹輪の竹の部分ではなく食べる部分に穴を開け吹く有名な方もいらっしゃいます。
この方もお上手です。
私は食べるほうが大好きです(笑)

  1. 2012/03/31(土) 00:14:13 |
  2. URL |
  3. こういちまま #-
  4. [ 編集]

作るのも吹くのもとても難しそう!
きれいに並びましたね。音を聞いてみたいです。
  1. 2012/03/31(土) 00:33:34 |
  2. URL |
  3. ひこ #-
  4. [ 編集]

Re: 野菜笛

こういちままさん
わりと若い方でのこぎりを演奏する方が居られますが、もしかするとその方だったかも知れないですね。
昔、わたしがスタジオミュージシャンを始めた頃、直純さんの仕事によくいらっしゃるノコギリ奏者が居られて、なんと云うかミュージシャン離れした白髪の紳士だったのですが、もし居られたらかなりのご年配でしょうね。
上方のお笑いグループでも、ノコギリを使う方が居られたような。
野菜笛も、面白そうですね。
大根や人参などは、それ自体が共鳴する事は無いと思われますので、楽器の材料としてはあまり適していないですが、アイデアは面白いですね。 ケースがクーラーボックスと云うのも、笑えます。
岡山の方は、YORKさんがおっしゃってたのと同じ方でしょうか。
要するに筒状のものが有れば、なんでも笛に成る、と云う事でしょうね。

あ、そういえば今夜、BSで小豆島の特集みたいなのをやってましたね。 教えてくださった方が居られて、途中からですが見ておりました。 ひょっとしてままさんのご近所が写っていたのかも、です。
  1. 2012/03/31(土) 00:48:53 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

パンパイプ

ひこさん
パンパイプは、作るのはわりと簡単なのですよ。
ちゃんと調律しようと思うと、ちょっと面倒では有りますが。
あと、音を出すのはフルートなんかよりずっと簡単なんですが、実際のメロディーを吹こうとすると、これが結構難しいのです。
竹じゃなくても、ホームセンターで売っているプラスティックのパイプみたいなものでも作れますよ。
  1. 2012/03/31(土) 00:54:14 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

BS朝日

BS朝日の番組私も見ていましたよ。

小豆島のあれこれほぼ網羅している(我が家のみかん畑以外、笑)ようでした。

私のウォーキングコースの少し先の棚田と「こまめ食堂」が出ていました。
時間がゆっくりと流れているような島です。

ビルもネオン街もありませんが・・・・別の楽しみがあると思います。
是非いらして下さい。
「お接待」の心でおもてなし致します。
  1. 2012/03/31(土) 02:17:19 |
  2. URL |
  3. こういちまま #-
  4. [ 編集]

Re: BS朝日

こういちままさん
やっぱり見て居られたのですね。
後半からしか見ていないのですが、棚田の風景は素晴らしかったです。
ままさんが出てこないかな~、と思ってみておりました。

「お接待」で食べていたうどんがすごく美味そうでした、実際に美味しいのでしょうね。
あんなところにお住まいとは、うらやましい限りです。
  1. 2012/03/31(土) 10:01:57 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

心して

こんなふうに作られた「ちくわ笛」、次回聞く機会があったら心して聞きますね。
あの綺麗な美しい音は旭さんの努力とそして「耳」とで作られていたのですねぇ。

なんだか感動です。

途中、第二線Gとかという文字を見て、「???」でしたが、「つまり3オクターブ」と書いてありやっと理解した音楽音痴です。
今、つくづく、もっと真面目に音楽を勉強しておけばよかったと思いますよ。でもね、結構、成績よかったんですよ、音楽。笑
  1. 2012/03/31(土) 11:05:40 |
  2. URL |
  3. ちゃみちゃん #-
  4. [ 編集]

野菜笛の彼

こういちままさんが書かれていた野菜笛の人は、私の友人です。
のこぎりと野菜笛のライブの際に、こういちままさんに初めてお会いすることができました。
筒状のものであれば、なんでも音が出るのでしょうが、
やっぱりそれをきちんと鳴らすのには、技が必要だと思いました。
のこぎりにも挑戦させてもらいましたが、まともになりませんでしたし。。。
野菜笛の彼に旭さんの話をしたら、
「旭さん、彼は別格。凄い人だよ」と言っていました。

それにしても、このパンパイプ、3オクターブとはすごいですね。
それをまた、音を間違えずに吹くというのは、私にはできないなあと思いました。
(もちろん、音程を考えて、きちんとパンパイプを作るというのは絶対無理~~(笑))
3オクターブもある曲ってどんなんだろう????
クラシックだと結構ありそうですけど、普通にさださんが歌うようなものには無いかな??
どこで登場するか楽しみになりました。
  1. 2012/03/31(土) 11:32:44 |
  2. URL |
  3. YORK #TILiiLos
  4. [ 編集]

Re: 心して

ちゃみちゃん
6月からのツアーが、どんな曲目、どんなアレンジに成るかは全く分かっていませんので、どんな笛が使えるかも分かりませんが、さださんもお好きなので、一応パンパイプは使いたいと思っています。

第2線と云っても普通分かりませんよね。 要するに五線の下から二本目の線、と云う事で、ピアノで云えば真ん中より少し右よりのソの音です。

わたしも中学では音楽の成績は良かったです、と云うか、ブラスバンドに入っていると無条件で「5」を付けてくれる事に成っていたようです(笑)
  1. 2012/03/31(土) 12:00:58 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

Re: 野菜笛の彼

YORKさん
野菜笛の方、やっぱりそうでしたね。
こういちままさんともお会いになったようで。
筒状、もしくはあまり口が大きくない瓶のようなものだったら音が出せます。
ペットボトルでも吹き方によっては結構綺麗な音が出せますよ。

パンパイプの音域は、まだまだ増やせるのですが、低いほうはどうしても嵩張ってしまうので、特にツアーには向かないですね。 実際に音楽的に使えるのは2オクターブがいいとこかな、と思っています。
フルートの音域が3オクターブ強なのです。 笛の音域と云うのは基本的に2オクターブくらいのところを、キーをいくつも付ける事で、音域を広げているわけですね。
さださんはかなり声域の広い方だと思いますが、それでも普通に歌っておられる時は2オクターブ強ですね。  ファルセットだったら、もっともっと上が出ると思いますが。
  1. 2012/03/31(土) 12:17:20 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

ありがとうございます

第二線、教えてくださってありがとうございます。

私自身、3年前からギターを習いだし、言われることが「そういえば習ったなぁー」って思うことが多々あり、でも、忘れていて、その時思うのですよ。「もっとちゃんと音楽の勉強しとけばよかったぁ」って。もうこの年になったらある程度の図々しさも備わり、「先生、わかりません」とか「それ、どういうことですか?」と聞くんですが・・・。
結局、それが一番早いし、目の前に先生がいるわけだから聞いていいと思ったりしています。

が、こうして少しずつでも自分にない知識やかけていた知識が増えると世界が広がり、嬉しいです。

ありがとうございました。

がんばって「さだまつり」ツアーの大宮のチケットをGETしますね。たのしみにしています。
  1. 2012/03/31(土) 20:37:41 |
  2. URL |
  3. ちゃみちゃん #-
  4. [ 編集]

Re: ありがとうございます

ちゃみちゃん
自分がやったことの無い楽器の事って、中々分からないですよね。
ギターと云うのはほとんどやったことが無くて、チューニングの仕方は分かるのですが、どちらから1弦、2弦なのか、いつも分からなく成ってしまいます。
カポの事も分からなかったのですが、最近ツアーをやるようになって、「あ、5カポでやってるな」、とか分かるように成りました。
第2線と云ってもピンと来ないのは当然だと思います。
管楽器は単音しか出せないので、基本的には伴奏が無いとなにも出来ないので、ギターのように、何処にでも持って行けて、一人でリズム、ハーモニー、メロディーを演奏出来る楽器はうらやましい思っています。
ギターも頑張ってくださいね。
  1. 2012/03/31(土) 23:32:05 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

おおおお すばらしいものをたくさん見せていただきシアワセ。
ご自分で作られるって  ステキですねえ。
ところで後半の葦 の 葦 って あのリードの 葦ですよね。感動!!
(昔クラリネット吹いてました♪今リペアして娘が吹いてます。)

さだまつり すこし先ですが参戦予定。楽しみに日々をおくります。


  1. 2012/04/01(日) 00:10:53 |
  2. URL |
  3. みかんとあそぼ♪ #ZbcDsV4M
  4. [ 編集]

琵琶湖へ来られるようならば…

葦を探しに琵琶湖周辺を探索されることがあれば、ご一報ください。
まったく詳しくはありませんが、運転手ぐらいはできそうです。
  1. 2012/04/01(日) 06:53:52 |
  2. URL |
  3. よっしー #H84T0CS.
  4. [ 編集]

Re: 葦

みかんとあそぼ♪さん
最初は必要に迫られて始めたのですが、元々嫌いな作業では無かったので、半分仕事、半分は趣味みたいなものに成っています。

葦はその通り、リードの葦です。
クラリネットやファゴットのリードは、ご覧の通り、あの幅を取る訳ですから、江戸川の葦では無理で、もっと太いものが必要に成ります。 地中海地方のものが良いそうですが、直径2、3センチくらいなのでしょうか。
雅楽の篳篥で使うリードは、淀川の葦だそうですよ。
親娘でクラリネット、いいですね。
  1. 2012/04/01(日) 13:02:00 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

Re: 琵琶湖へ来られるようならば…

よっしーさん
有り難う御座います!
よく分かっていないのですが、「琵琶湖よし笛」と云うリコーダー系の楽器を作る方が居られて、琵琶湖近くの「西の湖」と云うところのヨシ(葦)を使われているのだそうです。
能登川のほうらしいです。
  1. 2012/04/01(日) 13:09:17 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

天上裏にお宝が・・・・

さだまさしコンサートでは、歌と同じぐらい熱心に旭様の吹くパンフルートにも注目しているパンフルートファンです。本日はパンフルートネタありがとうございます。その充分に乾燥した竹・・・手作りされる人にはまさにお宝ではないですか?どんな音色になるのか楽しみです。完成されたときはぜひまた写真アップお願いいたします。
  1. 2012/04/01(日) 21:11:12 |
  2. URL |
  3. Panflute #fiMeA4rM
  4. [ 編集]

Re: 天上裏にお宝が・・・・

Panflute さん
初めまして!
コメント、ありがとうございます!
Panflute さんの楽器はおそらくルーマニアのナイだと思うのですが、わたしのほうは竹筒を縛っただけの、実に簡単なものです。 なので作るのもわりと簡単にできると云うわけです。
天井裏から出てきた竹材ですが、当時、ケーナや篠笛をメインに考えていたので、ちょっと細すぎる竹を、なにかに使うことも有るか、と思って保存しておいたものでした。
何十年も後で、それが役に立つとは思っていなかったので、まさにお宝発見、と云う感じでした。
また、楽器の記事をアップする事も有ると思いますので、コメントも宜しくお願い致します。
  1. 2012/04/01(日) 23:45:03 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

近江八幡在住で琵琶湖よし笛とコカリナそしてギターとのデュオとして活動されておられる方と懇意にしています。
そのラインからあたってみれば良いかもしれません。
その節はお気軽にお声がけください。
  1. 2012/04/06(金) 10:11:34 |
  2. URL |
  3. よっしー #H84T0CS.
  4. [ 編集]

琵琶湖よし笛とコカリナ

よっしーさん
よし笛にコカリナですか、実際に手にとって吹いた事はないのですが、音色は聞いたことがあります。
たしかよし笛を置いているショップが近江八幡に有るのですよね、その関係でしょうか?
いずれにしても、強い味方に成るような気がします。
その節は宜しくお願い致します。
  1. 2012/04/06(金) 12:46:27 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

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