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笛のおっちゃんのブログ

落書き帳に近い面もありますが、半世紀以上にわたり一応我家のメシのタネになってきた様々な笛の話、下手っぴなデジカメ写真などなどをランダムにアップしています。

臨時笛工房@軽井沢

 仮設笛工房開設中、なんと云っても削りかすや埃に気兼ねなく作業出来るのが良い。 日中でも戸外で汗をかかずに作業が出来るのも助かる。
130804-軽井沢-01

 今回はふと思いついて、かなり細身の竹でソプラニーノ相当の高音用篠笛を作ってみる事にした。 邦楽風に云えば13本調子に成るのだろう。
 要するにF管に成るのだが、このサイズのものは今までにも何本か作っている。 ただ、今回みたいに細いものは作った事が無いので、試行錯誤の繰り返しになる。 
 見栄えは悪いが、下側の笛が以前に作ったもので、それなりに使い道が有って、今までも結構活躍していた。
 比べてみるとその太さ(細さ)の違いが分かる。
130804-軽井沢-02

 上の笛は15、6年くらい前に作ったE♭の篠笛。 演歌系では何故かフラット系のキーが多いので、結構活躍しているのだが、充填剤の配合が悪かったのか、修正した箇所が未だに完全には固まっていない。 下側の黒いのはそのE♭を新たに作り直そうと用意している竹だ。
 歌口とヘッドコルク(?)は一応出来ているので、この状態でも音は出る。 残念ながら電動ドリルのセットを持ってきていないので、手もみの錐を使っての作業になる。 出来なくはないのだが、なにかと不便なので、この先をどうしようかと考え中。
130804-軽井沢-03

 仮設工房も夕方近く成るとこんな感じに成ってくる。 F管に成る予定だった笛は、少し細すぎると云う事が分かり、結局G管に変身しそうに成ってきた。 修正の為に重点したエポキシ剤の硬化待ちで、作業は翌日に持ち越しと云う事に成った。
130804-軽井沢-04

 そのソプラニーノ笛は途中で方針を変更、結局G管の篠笛と云う事で、一応基本的には完成した。 要するにF管として使うには細すぎたと云う事だ。 こんな風に製作途上で方向が変わってしまう事は時々だが有る。
 ケーナを作っているはずが、急遽篠笛に成ったり、ほぼ完成してから、指孔を全部埋めて、歌口を反対側にしたような事も有った。 それで結構成功している例もあるから、面白い。
130805-軽井沢-01

 これが歌口側。 歌口の直径(?)の長いほうが8.4ミリ、短いほうが7.7ミリ、歌口部分の外径が14ミリ、内径は約10ミリ。 唇の厚さとかも有るので個人差は有るが、わたしが吹ける笛としてはおそらく最小のサイズではないかと思われる。
130805-軽井沢-02

 これが現場で使い物になるか、つまり急な持ち替えの際などにちゃんと音が出せるかどうかは、実際にやってみないと分からないが、とりあえずこれで約2オクターブの音域はカバーできる。

カメラは IXY DIGITAL 10、Xperia GX を使用

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テーマ:楽器の話 - ジャンル:音楽

  1. 2013/08/04(日) 23:52:18|
  2. 笛作り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

工具の中にビールジョッキが(笑)

僕は笛の知識はほとんどないシロウトですが、ものすごく繊細で、奥が深い作業だと感じました!笛そのものの完成度だけでなく、唇の厚さなど演奏者との相性も重要なのですね。。。
職人技、妖精のお仕事ですね。カッコイイです!!
  1. 2013/08/05(月) 19:02:02 |
  2. URL |
  3. とおやましょうた #iVEgSTBY
  4. [ 編集]

素晴らしい

凄いですね。これで2オクターブをカバー出来るなんて!!私も手作り笛を吹いてみたい! 音色も気になります。鹿児島に、いらっしゃる機会は?ないのでしょうか?
  1. 2013/08/05(月) 20:11:25 |
  2. URL |
  3. 永井ちあき #-
  4. [ 編集]

Re: 工具の中にビールジョッキが(笑)

とおやましょうたさん
笛作りは奥が深いと云えばその通りだと思います。
全く同じ寸法で作っても材質が違うと音色はもちろん、ピッチや音程まで変わって来るので、同じものは一方も有りません。
まあ、妖精さんとは程遠いですけどね(笑)
  1. 2013/08/05(月) 23:11:51 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #-
  4. [ 編集]

Re: 素晴らしい

永井さん
リコーダーや篠笛、ホイッスルなんかもそうなんですが、フルートのようにキーの無い笛の音域は基本的に2オクターブと云う事に成っています。
自分で作った楽器で仕事が出来ると云うのは楽しいですし、ある意味幸せともいえるかも知れないですね。
鹿児島にもまた行きたいのですが、今のところ予定が有りません、残念~。
  1. 2013/08/05(月) 23:17:54 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #-
  4. [ 編集]

こんな風に自作されるのですね

笛を自作されるのですね。さすがですね。
記事を読みながら、音が予定したのと違う音だったらどうするのだろう?
と思いましたが、エポキシで埋め直してまた穴をあけるのですね?
どんな音がするのか聞いてみたいと思いました。
とはいっても、音のことなどさっぱりの私ですが。。。

昨日、長崎から戻りました。車で行きましたが、岡山からでも長崎は遠かったです。
長崎から東北へということで、たくさんの方々の音楽が聴けました。
長崎近辺の島原などは土砂降りだったようですが、稲佐山はほんの少し雨がぱらつく程度で、野外コンサートには最適のお天気でした。(*^_^*)
旭さんがいらっしゃらないのが、残念でした。
  1. 2013/08/06(火) 10:04:01 |
  2. URL |
  3. YORK #tBZwmCIw
  4. [ 編集]

Re: こんな風に自作されるのですね

Yorkさん
わたしが使っている笛で、篠笛、パンパイプ、ケーナなどは全て自作です。
元々はピッチや音程などの点で使える楽器が無かったことから始まったのでした。
最初の頃はエポキシが無かったので、一度孔を開けそこなったらそれっきりだったので、随分と沢山の竹を無駄にしたものでした。
日本中のさだファンが長崎に集結したのでしょうね。
素晴らしいコンサートだったのだと思います。
皆さん、移動その他で大変な面も有ったのだと思いますが、お疲れ様でした。
お天気もまずまずだったようで、よかったですね。
  1. 2013/08/07(水) 00:01:22 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #-
  4. [ 編集]

軽井沢

こんにちは
8/3〜6まで軽井沢にいました!10年ぶりくらいに追分の堀辰雄記念館にも行ってみましたが、風立ちぬ一色ですね。
あぁ、やっぱり軽井沢は涼しいなぁ〜〜〜。こっちは蒸し暑いです。つるやは物価が安いし、いつか、無理だけど別荘が欲しいです〜。
涼しい風に吹かれながらの笛の製作では、音まで涼やかな物に仕上がりそうですね。制作過程のお写真を拝見できて嬉しいです。
  1. 2013/08/07(水) 11:04:07 |
  2. URL |
  3. もも #-
  4. [ 編集]

おっちゃん、こんばんは。
音楽は大好きでも専門的知識はまるでないので、わからない言葉のオンパレードでしたが、新たな知識を身に付けられて嬉しいです!
穴(歌口)が美しいと思ったことは一度もなかったので、笛の艶やかさと穴の美しさに感動しました。表現が乏しくてすみません。
  1. 2013/08/07(水) 20:35:51 |
  2. URL |
  3. たにくん #L8AeYI2M
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

たにくん
笛の歌口ですが、普通、篠笛の歌口はどちらかと云うと円に近い事が多いのですが、フルート吹きが作る笛は、何故かフルートの歌口に似た、つまり楕円形に近いかたちに成るようです。
無意識のうちに普段見慣れたかたちに成ってしまうようですね。
  1. 2013/08/08(木) 20:14:55 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #-
  4. [ 編集]

Re: 軽井沢

ももさん
6日までこちらに居られたのですね。
2,3日重なっていた事に成ります。
やはりなんと云っても涼しいのと空気が美味しいところがいいですね。
ツルヤはもとは中軽の駅近くに有ったのですが、今のところに成ってから店舗も大きく成りました。
野菜、果物、魚など、新鮮なものが手に入るので結構遠くからも来る人が居るようですよ。
もう少しで猛暑の東京に帰らなければなりません、いやはや。
  1. 2013/08/12(月) 16:00:39 |
  2. URL |
  3. おっちゃん #/qJiaeFs
  4. [ 編集]

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